top of page

自然発色(インコカラー)・・・液体浸漬法

カラー槽全体.jpg
インコカラー原理.jpg

『自然発色の原理』

ステンレス素材の平面に酸化被膜を形成させ

光が酸化被膜に入射し被膜の表面で反射する光と被膜を透過し、ステンレスの表面で反射する

透過光の干渉により色を発するものです

【特徴・注意事項】
・溶接加工された箇所は熱影響を受け、鮮やかに発色されません(色が着かないこともあります)
・発色後に曲げ加工を行なっても皮膜が剥れることはありませんが、加工により伸びた部分は

 色調がやや薄く変化します
・磁性のある材料には加工することができませんのでご注意下さい
・カラーステンレスの屋外での使用はお勧めしておりません
・カラーステンレスは、材料ロットの違いにより、色調が異なる場合があります
 特にバイブレーション材のカラー発色は、材料ロット間でのバラつきが出る可能性が高いため
 同一材料ロット・同一サイズでの手配をご検討下さい
 また、色調合わせのためのテストピースを取らせて頂く場合があります
・「ヴィンテージ」「パティナ」「マットブラック」の3色は

 バイブレーション仕上げの平板のみの色となります
 鏡面仕上げやHL仕上げ、ご支給材での加工はできませんのでご注意下さい
・フラットバーや角パイプなどの条鋼類は、サンプル帳の色調とは異なります
 また、材料の組成が不安定のため、色ムラ・シミなどが発生する可能性があります
・加工品をカラー発色する場合、中が空洞で密閉されて沈まないものや、液体がスムーズに

 抜けない形状のものは加工できませんので事前にご相談下さい
・カラー発色は、製品吊り下げ式の液体浸漬法となりますので、フックやワイヤーを
 固定する穴やスタッドボルトなどが必要となります
・カラーステンレスの皮膜は柔らかな皮膜のため、硬膜処理を施してありますが
 耐摩耗性を重要視される場合は、MG-グランツ(スパッタリング工法)をお勧めします
・表面洗浄(清掃)において、酸性およびアルカリ性の薬品・漂白剤・洗剤を使用すると
 皮膜を劣化させ、変色などの原因となりますので、ご使用をお控え下さい
・キズが着いた場合などの補修はできませんのでご注意下さい

bottom of page